古いiPhoneから新しい機種に機種変更するとき、iPhoneを捨てたり取っておかずに下取りに出すと次の機種の月額料金を毎月割引にできたり、大量のポイントを貰えます!
発売から1年程度の機種であれば下取りに出すと、次の機種が5~6万円分の割引になったり、ポイントをもらえたりするので不要になるのであれば絶対に下取りに出した方がお得です。
ただしiPhoneには個人情報がたくさん詰まっているので、下取りに出す場合にはデータのバックアップなどの準備が必要です。
この記事では「下取りに出すならこれは確認しておくべき!」という準備項目を全部まとめているので、下取りを考えている方は全ての項目を満たしているか再確認するための参考にしてください!
iPhoneを下取りに出すメリット
機種変更しようとするときに、今持っているiPhoneをそのまま持っておくのはもったいないです。
各携帯会社とも下取りキャンペーンには力を入れているので下取りに出すことでお得に機種変更することができます。
次に購入する機種が割引になる
古いiPhoneを下取りに出すと、機種ごとに決められた金額の価格を次の機種の本体代金から割引いたり、月々の支払いから割引いたりできます。
具体的な例を出すと、2019年5月現在iPhoneXを各携帯会社の下取りに出すと下記のような割引が適用されます。
■iPhoneX 機種変更時の下取り価格
[su_table]
状態 | ドコモ | au | ソフトバンク |
通常品 | 52,000円 | 55,080円 | 63,600円 (2,650円×24回) |
画面割れ品 | 15,600円 | 16,200円 | 19,080円 (795円×24回) |
[/su_table]
■iPhoneX 他社乗り換え時の下取り価格
[su_table]
状態 | ドコモ | au | ソフトバンク |
通常品 | 52,000円 | 55,080円 (2,295円 ×24回) |
54,000円 (2,250円×24回) |
画面割れ品 | 15,600円 | 16,200円 | 16,200円 (675円×24回) |
[/su_table]
「円」という金額で表記されていますが、現金がもらえるわけではなく、各携帯会社ごとに下取り価格をポイントでもらえたり、月々の使用料金から割引になったりします。
ドコモ
- dポイントで付与
au
- WALLETポイントで付与(機種変更時のみ)
- 新機種本体代金から割引するか、月々の携帯料金から割引するかを選べる(24回)(本体の画面が割れてる場合は新機種本体代金から割引のみ)
ソフトバンク
- 月々の携帯料金から割引する(24回)
古いスマホを下取りに出すだけでこれらのメリットがあるなら捨てたり取っておいたりせず、失くしたくないデータだけバックアップしておいて下取りに出した方がお得ですね!
引き取り金額が一定
不要になったiPhoneを有効活用する方法としては、各携帯会社に下取りに出す方法と、GEOやブックオフのようなリサイクルショップに買い取ってもらう方法もあります。
一般的にリサイクルショップで買い取ってもらう方が買取金額が高額ですが、デメリットとしては本体の状態によって表示されている買取価格から減額されるという可能性があります。
一方で各携帯会社の下取りでは、『通常品』『画面割れ品』という2種類の金額が設定されていて、下取りされる場合は表示金額以上にも以下にもなることがありません。
なので、「高額で買い取ってもらおうと思ったのに、表示金額より低かった!」ということがないのが各携帯会社で下取りしてもらうことのメリットです。
iPhoneを下取りに出す前に確認すべきこと
では実際に下取りに出そうと思ったときに、何を確認すればいいのか?についてお伝えします。
下取りの状況はiPhoneシリーズの発売状況や、各携帯会社の下取りキャンペーンの内容・条件によって価格やルールが変わることがあります。
場合によっては「下取りに出すんじゃなかった!」と後悔することもあるので、下記の事項には注意してください。
下取りのタイミングに気をつける
iPhoneの最新機種は毎年9月〜11月ごろに発表されています。
最新機種が発売されると、現在の最新機種が旧機種となります。新しいものが発売されるほど古い機種の下取り価格は下がっていくので、迷っているうちに下取り価格が下がってしまう可能性があります。
下取り価格が下がっても次の最新機種が出るまで待つか、早めに下取りに出して現在の最新機種に機種変するかは悩みどころですね。
基本的に下取り価格がアップするということはないので、「下取りに出そうかな。」と思ったタイミングが最高値なのでベストタイミングです!
迷っていると下取り価格は下がることはあっても上がることはほとんどありません。
iPhoneの状態を確認する
前述しましたが、古いiPhoneは下取りに出すという方法以外にもリサイクルショップに買い取ってもらうという選択肢もあります。
しかし、リサイクルショップに買い取ってもらう場合は、iPhoneの状態によって金額が変動するのでキズが多かったり本体が欠けていたりするのであれば、傷が多く、ボロボロでも正常に動くなら一定価格で下取りしてくれる各携帯会社での下取りがオススメです。
ほぼキズがなく綺麗なのであればリサイクルショップへ、キズが多く本体に欠けや凹みがあるなら各携帯会社での下取りという選択肢でOKです。
リサイクルショップの買取り価格を確認する
下取りに出す前にリサイクルショップでの買取り価格を見てから決めましょう。
機種にもよりますが、ほとんどの機種が各携帯会社の下取り価格よりも1万円前後高額で買い取ってくれます。
特に256GBや512GBなどの大容量のiPhoneはほぼ確実にリサイクルショップの方が高額に買い取ってくれます。各携帯会社の場合は容量に関係なく一律です。
その他リサイクルショップで買い取ってもらうことのメリットを紹介すると下記の通りです。
- 各携帯会社の下取り価格よりも高い場合が多い
- ポイントなどではなく現金でもらえる
- 各携帯会社の下取りのように細かい条件がない
- 容量が多いほど買い取り価格が高くなる
各携帯会社の条件を確認しておく
iPhoneは「下取りに出したい!」と思ったからといって、全ての人が下取りに出せるとは限りません。
各携帯会社ごとに下取りの条件が設定されていて、特定のプランに加入する必要があったり、メンバー会員でなければいけないなどの条件があります。
ここでは2019年5月現在のドコモ、au、ソフトバンク各社の下取り条件をまとめてご紹介します。
全ての会社の条件を見ていると混乱するので、ご自身が下取りに出す会社の条件を参考にしてください!
ドコモの下取り条件
まずはドコモです。ドコモはなんと2019年6月1日(土曜)から水没・液晶表示不良のiPhoneでも下取りしてくれるようになります!
詳しくは今後発表されるようですが、現在の下取り条件は下記の通りです。
※2019年5月現在のドコモ公式サイトを参照しています。
【機種変更・乗り換え】
■下取り時の購入対象機種
・全機種
■下取り対象機種
・ドコモのiPhoneの場合
iPhone5c~iPhoneX
・他社のiPhoneの場合
iPhone 3G~iPhoneX
■適応条件
・新しくドコモの機種を購入すること
・dポイントクラブ/ドコモビジネスプレミアクラブに加入していること
・下記の下取り条件を満たすこと
■条件
・ドコモが発売したiPhoneの場合、下取り申込みする自回線の機種購入履歴に登録していること
・ドコモが発売したiPhoneの場合、機種購入代金の未払いがないこと
・他社が発売したiPhoneの場合
1.下取り申込み機種が正規店で購入されたiPhoneであること
2.ドコモの機種を新規契約で購入すること
・下取り機種にネットワーク利用制限がかかっていないこと
・下取り申込み機種に故障、水濡れ、破損がなく、正常に動作すること
・下取り申込み機種に記録されているメモリ/データが消去できること
・改造していないこと
・申込者が下取り申込み機種の所有権を持っていること
・電源ボタン・リアカバー・充電口のキャップ・電池・アンテナなど、購入時に本体に付属しているものについて紛失していないこと
auの下取り条件
次にauの下取り条件についてです。ドコモに比べてかなり簡潔な条件になっていますね。
※2019年5月現在のau公式サイトを参照しています。
【機種変更】
■下取り対象機種
iPhone4s~iPhoneX
■下取り条件
・機種変更でauのiPhone、auスマートフォン、auケータイもしくはauタブレットを購入すること
・下取り対象機種が故障、水濡れがなく正常に動作すること
※下記のような場合は下取りが行えません
1.電源が入らない
2.充電を行っても充電ランプが点灯しない
3.暗証番号ロック解除とオールリセットが実施されていない
4.水濡れシールに水濡れ反応がある(メーカー指定箇所を確認します)
5.製造番号が確認できない、改造などメーカーの保証外となるような場合
【他社からの乗り換え】
■下取り対象機種
iPhone3G~iPhoneX
■下取り条件
・下取りと同時にauのiPhone、auスマートフォン、auケータイもしくはauタブレットを購入すること
・下取り対象機種が故障、水濡れがなく正常に動作すること
※下記のような場合は下取りが行えません
1.電源が入らない
2.充電を行っても充電ランプが点灯しない
3.暗証番号ロック解除とオールリセットが実施されていない
4.水濡れシールに水濡れ反応がある(メーカー指定箇所を確認します)
5.製造番号が確認できない、改造などメーカーの保証外となるような場合
ソフトバンクの下取り条件
ソフトバンクは下取り後にデータ定額サービスに入るという条件があり、少し他の携帯会社とは違う部分があります。
※2019年5月現在のソフトバンク公式サイトを参照しています。
【機種変更】
■下取り対象機種
iPhone3G~iPhoneX
■適用条件
・下取り対象機種をソフトバンクで購入していること
・機種変更にソフトバンクの指定機種を購入すること
・製造番号が確認でき、改造機種ではないこと
・2017年6月30日以降に「スマホデビュー割」が適用されている方は下取りできません
・以下のような機種は、下取りプログラム(機種変更)での下取りができません。
1.電源が入らない
2.初期化されていない
【他社からの乗り換え】
■下取り対象機種
iPhone4s~iPhoneX
■適用条件
・他社からののりかえ(MNP)と同時にソフトバンクの指定機種を購入すること
・データ定額サービスへご加入(家族データシェアの子回線を除く)
・MNPの翌月末までに下取りの申し込みをすること
・下取り対象機種が正規に購入されていること
・お申し込みする方が下取り対象機種の所有権を保有していること
・製造番号が確認でき、改造機種ではないこと
・2017年6月30日以降に「スマホデビュー割」が適用されている方は下取りできません
・以下のような機種は、下取りプログラム(機種変更)での下取りができません。
1.電源が入らない
2.初期化されていない
新機種へ乗り換える当日までに済ませておくべきこと
下取りの条件を確認して、「よし!下取りに出そう!」と決めた方は当日までにやっておくべきことがあります。
iPhoneは便利な反面、あなたの個人情報が大量の情報が詰まった機械です!
今まで使っていた機種を下取りに出すのは、イメージでいうなら他人に自分の部屋を渡す感じなので、自分の私物(データ)をバックアップしておくなど、他人に渡す下準備が必要になります。
ではどんな下準備が必要なのか?というのをご紹介していくので参考にしてください。
iPhoneの充電をしておく
下取りに出したタイミングで各携帯会社で正常に動くかなどのチェックが入ります。
下取りの段階で充電が切れていると、電源が入るまで無駄な時間を待たされることになります。なので下取り当日には機種を充電しておき、スムーズにチェックをしてもらえるようにしておきましょう。
iPhoneを初期化しておく
各携帯会社とも下取りの段階で下取り機種が初期化されている必要があります!
下取りに出す直前に「あ!初期化してない!」と気づいて慌てて初期化すると、バックアップを取ってないデータをそのまま消してしまったり、アプリの引き継ぎを行なっていないまま全データを消去してしまう可能性があります。
直前でドタバタして初期化しなくていいように、前日までにバックアップを取るものはとっておき、「よし、もう初期化しても大丈夫」と自分で確認してから初期化しておきましょう。
アクティベーションロックの解除
iPhoneには"iPhoneを探す"という機能からアクティベーションロックという設定ができます。
アクティベーションロックは、万一 iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watch を失くしたり盗まれたりしても、デバイスと情報を安全に守るためのしくみです。
この機能を使っているとiPhoneを失くしたとき、外部からiPhoneにロックをかけることができるシステムです。
この設定をしていると外部から下取りしてもらうiPhoneをロックできるということなので、ロックを解除してから下取りに出す必要があります。
もともと"iPhoneを探す"の設定をしてない人は関係ありませんが、"iPhoneを探す"の設定をオンにしている方は解除しておきましょう。
設定→iCloud→iPhoneを探す→オフにする という流れて設定が解除できます。
電話帳のバックアップ
下取りに出すと手元に古いiPhoneが残らないので、大切なデータはバックアップを取っておきましょう。
特に電話帳は一度消えると他人にも迷惑をかける可能性があるのでバックアップは必ず取っておきましょう。
電話帳のバックアップはパソコンの場合はWindowsやMacを使ってiTunesで行うことができます。もしパソコンがない場合はiCloudでも行えます。
「え!?なにそれ難しくてわからない…。」という方は各携帯会社のスタッフは間違いなく方法を知っているので、教えてもらいながら行うのがベストです。
アプリの引き継ぎ・IDとパスワードのメモ
古いiPhoneを下取りに出し、新しい機種にすると今まで使っていたアプリを新しい機種で再ダウンロードすることになります。
新しい機種でアプリをダ再ウンロードして、アプリを開くと全てのアプリはログアウトした状態になります!
「え、このアプリのIDとパスワードなんだっけ…」という失敗を私自身やったことがあり、新規登録しなければならなくなったり、パスワードの再発行などで大変な思いをしました。
ゲームなどならまだしも、銀行口座のアプリなどになるとパスワード再設定に本人確認書類の提出なども必要になるケースもあるので、下取りに出す前にメモを取っておきましょう!
写真・動画・音楽のバックアップ
写真・動画・音楽のデータも電話帳と同じく、iTunesやiCloudからバックアップを行うことができます。
音楽はiTunesに入っているので大丈夫かもしれませんが、写真や動画はバックアップを取っていない限り全て消えてしまいます。
恋人や家族、友達との思い出は結婚式など諸々の場面で使うこともあるので、バックアップを取っておいて損はありません。
LINEのアルバム機能やフェイスブックのアルバム機能に写真をアップするという方法もありますが、大量なデータがある場合はiTunesがベストです。
最後に結論をまとめると
まとめると下取りに出すステップとしては下記の通りになります。
- 『下取り』と『買取り』でどちらがお得になるか比較する
- 下取りに出す場合、携帯会社の下取り条件を確認する
- 下取りに出ための準備をする(初期化やデータのバックアップなど)
ちょっとめんどくさいかもしれませんが、次の機種が割引になるなどのメリットがあるし、スマホを利用しているなら今後も必要な知識になるので一度下取りを実際にしてみることをオススメします!
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