iPhoneのパスコードを忘れた時に使える「初期化」の方法まとめ

iPhoneのパスコードを忘れて、ロックが解除できない！！！

いくつか入力していたら、iPhoneが動かなくなってしまった、、、

そんな大ピンチに使える唯一の手段が「初期化」です。

今回は、iPhoneがパスコードでロックされてしまった場合に使える「初期化」の方法をご紹介します。

iPhoneのパスコードを忘れると？

iPhoneは、パスコードを一定回数押し間違えると「パスコードロック」がかかります。

5回までは再びパスコードを求められるだけですが、6回目からはロックがかかり、一定時間iPhoneを使用できなくなります。

具体的には、次のように表示されます。

このようにパスコードを間違えるたびに使用不能な時間が長くなり、11回以上間違えると「iTunesに繋げてください」と表示されます。

このメッセージが出るとiPhoneを初期化しない限り、もう一度使うことができません。

初期化には一定の手順が必要で、ある程度時間もかかります。焦って何度も入力しないように気を付けましょう。

iPhoneショップ・修理店でもロック解除はできない

iPhoneのロックがかかったからと、Apple公式ショップや携帯ショップ、修理ショップにiPhoneを持ち込まれる方もいます。

残念なことですが、たとえAppleの直営店でもパスコードロックは解除できません。

データの復元を期待して、ショップには持ち込まないようにしましょう。

ロックされたiPhone、使えるようにするには？

まず大前提として、iPhoneは非常にセキュリティが強い電子機器です。パスコードを忘れた場合、基本的に初期化するしかありません。

iPhoneの「初期化」とは？

「初期化」とは、iPhoneのデータをすべて削除し、工場から出荷された時の状態に戻すことです。

当然、中身のデータは基本的にすべて消えます。

つまりiPhoneに限っては、

というわけです。

パスコードを忘れないようにするのはもちろん、定期的にiPhoneのデータのバックアップを取ることも大事です。

iPhoneのバックアップについて、詳しくはこちら↓の記事で解説しています。

（「iphone バックアップ 復元」の記事URL）

（補足）iOS8~10までの裏ワザ

現在のiOSバージョン（2020年10月現在、iOS14）では不可能な方法ですが、iOS8.0~10.1までは初期化を使わずiPhoneを使用可能にする方法がありました。

「Hey Siri」の機能をONにしている場合に限り、特定の手順を踏むことでiPhoneのロックを解除するというものですが、現在は使えません。

もしお手元のiPhoneのiOSのバージョンが古い場合は、一度試してみてもいいかもしれません。

ロックされたままiPhoneを初期化する3つの方法

ロックされたままiPhoneを初期化するには大きく分けて4つの方法があります。

通常iPhoneの初期化は「設定」やiCloudから行いますが、パスコードロックがかかっていると画面を操作することができません。したがって今回使う方法は、すべて「強制初期化」というカテゴリの方法になります。

方法① 「リカバリーモード」を使う方法

iPhoneとiTunesをインストールしたパソコンをケーブルでつなぎ、iPhoneを強制的に初期化する方法です。

リカバリーモードを使える条件は、4つあります。

これらの条件を満たしていれば、iPhoneの強制初期化を行うことができます。

ただしパスコードロックが解除できない場合、リカバリーモードを使うと以下のようになります。

リカバリーモードで強制初期化を行う際は、これらの点にご留意ください。

方法②「DFUモード」を使う方法

DFUモードもリカバリーモードと同様、パソコンのiTunesを用いてiPhoneの不具合を修正する方法です。

しかしながらDFUモードを使う方法は、Appleが公式に公開している方法ではありません。バグが発生してもサポートを受けることができないため、先にリカバリーモードを試してみることをおすすめします。

準備するものは、リカバリーモードと全く同じです。DFUモードでの初期化は、あくまでリカバリーモードで初期化できなかった場合のサブプランとして考えてもらえばよいと思います。

方法①と②の詳しい操作手順は、こちら↓の記事で解説しています。

https://line-line-line.jp/iphone%e3%82%92%e5%bc%b7%e5%88%b6%e5%88%9d%e6%9c%9f%e5%8c%96%e3%81%99%e3%82%8b%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%81%af%ef%bc%9f%e8%87%aa%e5%88%86%e3%81%a7%e5%88%9d%e6%9c%9f%e5%8c%96%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%81%aa-819/

方法③「iPhoneを探す」を使う方法

iPhoneのデフォルトアプリ「iPhoneを探す」を使って、初期化するiPhoneとは別のデバイスから強制初期化を行うことが可能です。

iPhoneを探す」を使う方法では、iPhoneを初期化してもiOSバージョンが最新にアップデートされることはありません。iOSのバージョンを変えたくない場合には有効です。

また、iPhoneを紛失した場合にも有効な手段になります。第3者にiPhoneを拾われて、中のデータを見られるのを防ぐため、強制初期化でデータを削除することが可能なためです。

「iPhoneを探す」を使った強制初期化の方法は、こちら↓の記事で解説しています。

（「iPhone 初期化 iPhoneを探す」の記事リンク）

【番外編】パスコードを間違え続ける方法（※事前設定が必要です。）

こちらの方法は正規の方法ではありませんが、初期化の方法の一つとして使うこともできます。

iPhoneの「設定」からあらかじめ設定を変更しておくことで、パスコードロックを10回間違えると初期化されるように設定することもできます。

パスコードで初期化する設定方法

iPhoneの「設定」アプリから、「パスコード」へ進み、「データ消去」をオンにすればOKです。

データ消去の設定がオンになっていると、パスコードを間違えた場合の表記が以下のように変わります。

そして10回目にパスコードを間違えると、自動的に強制初期化が始まります。

設定さえしていればパソコンも不要で、iPhone本体のみで初期化が可能です。

どうしてもやり方がわからないときは？

どうしても初期化の方法がわからない場合には、Appleストア直営店またはApple正規サービスプロバイダに相談することもできます。

また上で紹介した方法には、「パソコン」か「iPhoneを探す」のどちらかが必要になります。

パソコンも持っていないし、「iPhoneを探す」も使えないという方は、直営店に連絡して初期化を代行してもらいましょう。

まとめ：iPhoneのパスコードを忘れたら?

iPhoneはパスコードを忘れた場合、基本的に初期化して、すべてのデータを消す必要があります。

パスコードを忘れないようにするのはもちろんですが、日ごろからバックアップを取ったりして、万が一の事態に備えておきましょう。