ドコモでは通話料金は3パターンに分かれています。
通話料金 | 月額オプション料金 | |
オプション未加入 | 家族間通話無料 (ドコモユーザー) 30秒ごとに21円 | 0円 |
かけ放題オプション | 国内通話無料 | 1,836円(税込) |
5分通話無料オプション | 家族間通話無料 5分以内の国内通話無料 5分を超過分は30秒ごとに21円 | 756円(税込) |
一見すると0円のオプション未加入がお得と思うかもしれませんが、頻繁に電話を使う人であればオプションに加入したほうがお得になります。
「じゃあその分岐点は?」
というのをこの記事で明確にしていきますが、通話時間と料金をベースにした単純計算の結論から言うと下記の通りです。
かけ放題オプション | 5分通話無料オプション | |
月額料金 | 1,836円(税込) | 756(税込) |
お得になる分岐点 | ひと月に43.7分以上電話する場合にお得 ※家族(ドコモユーザー)との通話は無料 | 5分を超える通話を、ひと月に18分以上する場合にお得 ※家族(ドコモユーザー)との通話は無料 |
ただし、オプション未加入の場合は1秒でも電話すると21円なので、ひと月に1秒の電話を36回(合計36秒)すると756円の5分通話無料オプションに加入したほうがお得という結果にもなります。
この結果を踏まえて各オプションの具体的な詳細を説明していきますね。
かけ放題プランは、月々どれぐらい通話をする人におすすめのプラン?
まずは国内通話料金が無料になる『かけ放題オプション』というサービスについてです。
かけ放題オプションの月額料金は1,836円(税込)です。
ドコモの通話料金は家族間通話無料、家族以外への通話30秒あたり21円なので単純計算でひと月で43.7分以上通話する人であればかけ放題オプションに加入するとお得です。
回数でいうとひと月で1秒以上の通話を88回以上するならオプションに加入したほうがお得です。
計算式
■通話時間ベースの計算
1,836円÷42円=43.7...
(かけ放題オプション料金÷通常プラン1分間あたりの料金)
■回数ベースの計算
1,836円÷21円=87.4回
(かけ放題オプション料金÷通常プラン1回(1秒〜29秒)あたりの料金)
同僚や上司、友達などの家族以外の人に電話することがあるのであれば加入したほうがいいプランとなっています。
また、通常プランの家族間通話無料も、あくまでもドコモユーザーであることが条件です。
「家族はソフトバンクを使ってる!」という場合は、かけ放題オプションにしておけば家族とも無料で通話することができます。
5分通話無料プランは、月々どれぐらい通話をする人におすすめのプラン?
2つ目は5分通話無料オプションという756円(税込)のプランです。
家族(ドコモユーザー)以外との国内通話は5分まで無料、5分を超えた時点から30秒ごとに21円(税込)の料金が発生します。
ポイントは5分を超える電話をする場合、何分以上の場合はプランに加入したほうがお得なのか?ということです。
結論を言うとひと月に5分超過分の通話時間が18分以上の場合です。
回数ベースでの計算でいうと、オプションなしでひと月に1秒以上の通話を36回以上する場合は加入したほうがお得です。
計算式
■通話料金ベースの計算
756円÷42円=18
(5分通話無料オプション料金÷通常プラン1分間あたりの料金)
■回数ベースの計算
756円÷21円=36
(5分通話無料オプション料金÷通常プラン1回(1秒~29秒)あたりの料金)
18分という短い時間なので、ちょっと心配になるかもしれませんね。
ただし1回の通話時間が5分以内であれば何度通話しても無料なので、場合によっては月額料金のコストを抑えながらお得に通話ができるのは5分通話無料オプションの方でしょう。
通話プランに加入せず、通話した分だけ通話料を支払う形はやっぱり損?
ここまでの内容を一旦表にしてまとめると下記のようになります。
通常プラン (オプション未加入) | かけ放題オプション | 5分通話無料オプション | |
月額料金 | +0円 | +1,836円(税込) | +756円(税込) |
家族への通話 ※ファミリー割引 | 無料 | 無料 | 無料 |
家族以外への通話 | 30秒ごとに21円 | 無料 | 5分まで無料 5分を超える場合 30秒ごとに21円 |
通常プランとの比較 | - | ひと月に43.7分以上電話する場合にお得 | 5分を超える通話を、ひと月に18分以上電話する場合にお得 |
「彼氏・彼女や友達と頻繁に長電話する!」という方は迷わずかけ放題オプションを選択すればOKでしょう。
しかし「電話することもあるけど…そんなに頻繁にするわけではないんだよな〜…。」という方はオプションに加入するかどうか迷うことろですよね。
迷う場合は過去の自分の通話時間履歴を見て参考にするのもいいでしょう。
そのほか「通話はLINEやスカイプを使うから必要ない!」という方はオプション無しの方向性で考えてもいいでしょう。
LINE通話やスカイプ通話を使って通話料を節約しよう!その代わり通信料がかかるので要注意
今や使ってない人はいないであろう連絡アプリであるLINEでは無料通話機能があります。
スカイプも同じく無料で通話することができますね。
これらの連絡手段を活用すれば、何時間通話しても通話料無料で通話することができます!
何度使っても無料ですし、みんなの共通認識としては「無料通話アプリを使いたい」というのが大多数になってきているので、気兼ねなく使えるというメリットがあります。
しかし、注意点として下記のことが挙げられます。
通話料無料アプリの注意点!!
- 電波が安定しない可能性がある
- 相手も同じアプリをダウンロードしている必要がある
- 友達追加している人にしかかけられない
- データ通信料金が発生する
特に『データ通信料金が発生する』という点には注意しましょう!
ドコモの場合、ギガホでは最大30GBまで、ギガライトの場合はデータ通信量によって月額の料金が高額になっていきます。
ちなみにLINEの無料通話の場合のデータ通信量は下記の通りです。
音声通話のデータ通信量の目安 | |
1分 | 0.3MB |
10分 | 3MB |
30分 | 9MB |
1時間 | 18MB |
ビデオ通話のデータ通信量の目安 | |
1分 | 5.1MB |
10分 | 51MB |
30分 | 153MB |
1時間 | 307MB |
目安としてはLINEの音声通話の場合、1GBで約55.5時間通話できる計算になります。
1日1時間程度通話しても1GBは超えないということになりますね。
ただし毎日インターネットなどを使って動画視聴していたり、データ通信量を消費している場合はそこに上乗せして無料通話分のデータ通信量がかかるので使いすぎには注意しましょう。
どうしても電話番号でかけなければいけない場合ってどんな時?
私自身もそうなのですが、「電話ってそんなに掛けないな〜…逆にどういう時に使うかな??」と考える人も多いのではないでしょうか。
ということで、「こういう時は電話が必要になる!」というどうしても電話番号で掛けなければいけないタイミングをピックアップしてみました。
各種問い合わせ
ざっくりとまとめましたが『問い合わせ』は基本的に電話番号を使うことになります。
もちろんメールで問い合わせに対応している会社もありますが、中には「問い合わせは電話にてお願いします」というような注意書きがある場合もあります。
具体的に問い合わせをするタイミングで一般的なのは下記のようなタイミングがあるでしょう。
- ネット通販の返品問い合わせ
- クレジットカードなどの問い合わせ
- 公共料金や各種税金の支払いに関しての問い合わせ
などなど
例えばクレジットカードの解約などは基本的に電話のみでの対応である場合がほとんどです。
そのほか、公共料金や税金に関しては市町村の担当部署に出向くケースがほとんどですが、「昼間は会社があるから電話で問い合わせたい!」という場合があります。
当たり前ですがLINE通話などに対応していないので電話番号で電話する必要があります。
目上の人への連絡や頼みごとのとき
正直"どうしても"というわけではないですが、良識として立場が上の人に大事な連絡や頼みごとをする時には電話番号への電話がいいでしょう。
LINE通話やスカイプは便利で無料な反面、"お手軽感"が出てしまいます。
- 仕事を休む際の連絡
- 仕事の引き継ぎの連絡
- 個人情報が入った連絡
などなどは電話番号を使った電話で行ったほうがいいでしょう。
特にLINEでは最近個人情報の漏洩が問題になっていて、企業によっては「業務に関する連絡手段としてLINEは使ってはいけない」という規則を作っている会社もあるようです。
良識や安全面を考えると、目上の人への連絡の際には電話を使うことになりそうです。
緊急事態の場合
緊急事態の場合は「電話料金が〜…!」なんて言っていられないと思いますが、もしもの時にはメールなどより確実に電話での通話のほうが早く話が進みます。
ちなみに『110』や『119』などのいわゆる緊急用番号と言われている番号への電話はドコモに限らずどこから誰が掛けても無料です。
ただし、「お腹が急激に痛くなってきた…。病院の予約を入れたい…。」などという場合、病院は一般の回線になるので通話料が発生します。
電話料金が気になってしまって対応が遅れるというのもバカらしいので、万が一のために5分無料オプションに入っておくのはありかもしれませんね。
最後に結論
結論をまとめると、ドコモの通話オプションでお得になる分岐点は下記の通りです。
かけ放題オプション | 5分通話無料オプション | |
月額料金 | 1,836円(税込) | 756(税込) |
お得になる分岐点 (料金ベース) | ひと月に43.7分以上電話する場合にお得 ※家族(ドコモユーザー)との通話は無料 | 5分を超える通話を、ひと月に18分以上する場合にお得 ※家族(ドコモユーザー)との通話は無料 |
お得になる分岐点 (回数ベース) | ひと月に1秒以上の通話を88回以上する場合 | ひと月に1秒以上の通話を36回以上する場合 |
これが一つの目安になります。
通話オプションに加入しなくていい人の特徴をまとめると下記の通りです。
通話オプションに加入しなくていい人の特徴
- 家族(ドコモユーザー)以外とは基本的に通話しない
- LINEやスカイプをメインで使っている
- 月の通話時間が18分以下
- 月の電話利用回数が36回以下
項目の最後に書いてあるとおり細かいことを言うと、オプション未加入の場合は1秒でも通話すると21円の通話料が発生します。
なので1秒以上の電話を36回以上通話すると756円になり、5分通話無料オプションに加入したほうがお得になります。
このような計算を見て「ややこしい!」という方は無難な5分通話無料オプションに加入するか、もしくは自分の利用状況を見てから後からプラン変更するといいでしょう。
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