iPhoneなどのデバイスでテザリングをこなう場合、テザリングに対応機種で「インターネット共有」などの設定をおこなう必要があります。
インターネット共有をしていても、機内モードがONになっているとテザリングが使えない原因になるなど、設定を間違えているとテザリングが機能しないので注意しましょう。
この記事では、テザリングの設定方法と、テザリングを利用できる機種、うまく機能しない原因と対処法について解説します。
テザリングの設定手順をもう一度確認しておこう
テザリングが繋がらないときは、もう一度テザリングの設定方法を確認してみましょう。
パスワードの設定や、通信方法の設定で何かミスをしている可能性があります。次の項目でテザリングの手順を紹介するので参考にしてください。
iPhoneでテザリングを行う手順
テザリングはiPhoneの「設定」からおこなうことができます。
具体的な手順は下記のとおりです。
step1.「設定」のアプリを開く
ホーム画面にある設定のアプリを開きます。
step2.インターネット共有をタップ
メニューから「インターネット共有」をタップします。もしインターネット共有が表示されていなかったり押せない場合は、「モバイル通信」から「モバイルデータ通信」をONにしておきましょう。
また、もし機内モードをONにしていると、自動的にモバイルデータ通信がOFFになり、インターネット共有もできなくなるので注意しましょう。
step3.「"Wi-Fi"のパスワード」を設定
「"Wi-Fi"のパスワード」をタップしてパスワードを設定します。もし変更しない場合はそのままでOKです。
step4.「完了」をタップ
パスワードを設定したら、右上の「完了」をタップします。
step5.「ほかの人の接続を許可」をONにする
「インターネット共有」に戻って、「ほかの人の接続を許可」をONにします。
step6.ポップアップが表示された場合はタップする
もし「ほかの人の接続を許可」をONにしたときに、下記のようなポップアップが出た場合は、いずれかをタップします。
テザリングをWi-Fiでおこないたいことを前提とする場合、Wi-FiをONにしましょう。
step7.テザリングを利用する機器で繋ぐ
ここまででテザリングの設定が完了しています。共有先のデバイスで選ぶネットワーク名と、入力するパスワードを覚えておきましょう。
共有先の「設定」アプリから、「Wi-Fi」をタップして、ここで設定した共有元のネットワーク名のWi-Fiを選び、パスワードを入力しましょう。
参照:よくあるご質問(FAQ)|Y!mobile - 格安SIM・スマホはワイモバイルで
iPhoneのテザリング対象機種について
テザリングを利用するためには対応機種が必要です。
対応機種は契約しているキャリアのホームページで掲載しましょう。たとえば、docomo、au、SoftBankの3大キャリアではテザリングの対応機種を掲載しています。
iPhoneシリーズでは、iPhone5シリーズ以降かつ4G/4GLTEに対応している機種がテザリング可能な機種となっています。逆にいうと、4G/4GLTEに対応していない機種はテザリングが注意できないので注意しましょう。
- docomo→Wi-Fiテザリング対応機種 | テザリング | サービス・機能 | NTTドコモ
- au→テザリングオプション | サービス・機能 | au
- SoftBank→テザリングが利用できる機種を教えてください。 | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
テザリングで何を接続するのか?テザリングでネットが使える機種について
テザリングは、iPhoneを別のiPhoneにテータ通信を共有するだけではなく、ゲームはパソコンにもデータ通信を共有することができます。
つまり、テザリングの親機は、Wi-Fiスポットと同じ役割をするということです。
テザリング(送信)ができるスマホやタブレット
テザリングで親機として使える機種は、キャリアで契約できるスマホやタブレット端末があります。
たとえば、SoftBankでは下記の機種でテザリングを利用することができます。
機器 | 対応機種 |
iPhone | iPhone 5 以降 |
Google Pixel |
|
スマートフォン | 4G/4GLTE対応機種 |
iPad |
|
タブレット | 4G/4GLTE対応機種 |
ケータイ(ガラケー) |
|
docomoやauでも同じように、タブレット端末やAndroid端末などテザリング対応機種であれば、親機としてテザリングを利用することができます。
テザリング(受信)ができるスマホやパソコン、ゲームについて
一方で、テザリングを受信する子機側の機械は、どのような機械が対象なのか?というと、Wi-Fiに繋げられる機種であれば、どれでもテザリングを利用して通信することが可能です。
一例を紹介すると下記のとおりです。
- Nintendo Switch
- PS4
- パソコン
- iPhone
- タブレット端末
- PSP
など
テザリングは親機がWi-Fiのような役割をするので、子機側はWi-Fiに繋げられるものであればなんでもOKです。
テザリングできない時にとりあえずやってみて欲しい対処法
ここまでテザリングの設定方法と、対応機種について解説しました。
次に、テザリングに申込みしていて、設定も完了しているのにテザリングができない場合の原因と対処法を解説します。
テザリングの申込みが反映されていない
auやSoftBankなど、テザリングを利用するにあたり申込みが必要なキャリアでは、テザリングに申込んでから反映されるまでに時間差があります。
キャリアの営業時間帯であれば5分〜15分ほどでテザリングの申込みが反映されますが、20時以降など営業時間外に申込むと、反映が翌日になることがあります。
営業時間外に申込みをおこなった場合は、反映されるまで待ちましょう。
キャリア | 申込み時間と反映のタイミング |
docomo | 申込み不要 |
au | ■9時〜20時の間に申込み 5分程度で反映 ■20時以降に申込み 翌朝9時以降に反映 |
SoftBank | 原則申込みの当日に5分〜15分で反映 ※申込時間帯によっては翌日になります |
「インターネット共有」がONになっているか確認する
設定方法で紹介したとおり、テザリングをおこなうにはインターネット共有をONにしている必要があります。Wi-Fiのパスワードを設定しても、インターネット共有がONになっていなければ、テザリングが機能しません。
インターネット共有がONになっていないというのは、たとえるならWi-FiのスイッチがOFFになっているのと同じです。
「設定」のアプリからインターネット共有がONになっているか確認しましょう。
機内モードがOFFになっているか確認する
「インターネット共有」をONにしても、「機内モード」がONになっていると、自動的にインターネット共有がOFFになります。
下記の画像のように、「機内モード」がONになってないか、「モバイル通信」が機内モードになっていないかを確認しましょう。
もし機内モードになっている場合はOFFにしておきましょう。
Wi-Fiのパスワードが間違ってないか確認する
テザリングはiPhoneがWi-Fiの代わりになります。そのため、テザリング設定している親機の「"Wi-Fi"パスワード」が必要になります。
そのため、ネットワーク名およびパスワードが間違ってないか設定アプリの「インターネット共有」から確認していきましょう。
テザリングの接続上限になってないか確認する
スマホやタブレット端末1台でテザリングができる台数は決まっています。
iPhoneやiPadは、iPhone1台につきテザリングで共有できるのは5台までです。そのため、テザリングで利用している機器が5台を超えている場合、6台目の機器はテザリングできません。
もし繋げない場合は不要な機器のテザリングは切っておきましょう。
テザリング親機の電波が悪い・通信が遅い
テザリングでは親機のデータ通信を他の機器に共有するサービスです。そのため、複数の機器が親機の1つのデータ回線を一緒に利用することになります。
つまり、親機のデータ通信の電波状態が悪かったり、速度制限がかかっていてデータ通信が遅くなっている場合は、テザリングがうまく機能しないことがあります。
電波が悪い場合は、電波の状態を改善してテザリングをおこないましょう。速度制限がかかっている場合は、速度制限が解除されてからおこなうか、データの追加購入する必要があります。
まとめ:原因不明はキャリアに問い合わせよう
テザリングが機能しないときの対象法について紹介しましたが、ここまで紹介した原因に当てはまらず、テザリングがうまく機能しない理由がわからない場合は故障の可能性があります。
そのため、一度キャリアのコールセンターに電話したり、ショップにいって診てまもらいましょう。
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